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  • 『事業戦略』<(再)設計>
    ドラッカーが暗黒大陸と揶揄した流通機構にも精通しています。メーカー/商社/顧客の関係性を紐解いて、産業を俯瞰・構造的に捉えたアプローチで「在るべき姿」をキッチリ組み立てます。

※告知

  • 『実践カリキュラム』<ご提供>
    事業に即した 1.「ビジネス・プラニング」 2.「ビジネス・マーケティング」 3.「R&D」 4.「法人営業」 5.『業界&企業研究』 “創り込み”をお手伝いします。 先ずはお問い合わせください! ℡:090-2469-5594
  • 『類型コンテンツ』<ご提供>
    ≪概略をダイジェスト≫で、 「事業プラン(企画・計画)の立て方」 「産業財メーカー&商社:営業企画(マーケティング)の仕事」 「産業財マーケティング<入門> <アドバンス> 」 ≪事業類型≫に即して、 [機能マテリアル] [電子デバイス] [汎用コンポーネント] [産業システム] [SI/ソリューション] [業務用設備] 『社内研修・勉強会』、『自社の問題意識の棚卸』、『管理会計の在り方』などに応じて、きめ細かく対応します。

「検証!BtoBマーケティングの実際。」

2009年11月30日 (月)

改編・移行について

お訪ねいただき、ありがとうございます。

2009.12.01以降、代表を務める『㈱産業財マネジメント研究所(B to B Marketing)』ホームページ http://www.btob-m.co.jp 刷新に伴い、改編・移行しました。

目次単位に順を追ってコンテンツを閲覧することができます。

より一層のご活用・お引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。

なお、「具体的なお役立ちの案件」ございましたら、気軽にお声掛け fujii@btob-m.co.jp 090-2469-5594 ください。

2009年10月21日 (水)

イーダーシッペ(リーダーシップ)

(l)eadership(pe)・・・言い出しっぺ

Change巷間、これ程まで“変革「常にチェンジが必要だ」”が叫ばれ・耳に残るのは記憶にない。

 さりながら(旧態依然)、「腰の重い、地頭で考えない」大勢は様子眺め・・・中々行動を起こそうとしない。

Leadershipそこで、有志ある者は自ら動く。“言い出しっぺ”がリーダーシップを執ることになる。

「魁(正しくは『隗』)より始めよ」の通り、率先垂範・周りを巻き込みながら、集団主義に染まった組織を揺るがし、風穴を開ける役回りを買って出る。

様々に引用されるウェルチは、「経営幹部になるような人のリーダーシップの持論」として、① energy 自らが元気  enerise 周りを元気にする  edge 果敢な決断  execution 実行  4つを挙げている。

「アイデアは殺すな!」「いいアイデアだ、やってみよう!」と思っても、実行が伴わなければ・・・絵に描いた餅。

Leadership_2言い出すには、覚悟がいる。

気概(意気込み)を充填、率先垂範の姿勢を貫き、有言実行「最後までとことんやり抜く」ことを求められる。

一回限りの揺さぶりに終わらせないで、自律的な運動に高め、組織・文化に深く根づかせなければならない。

[一言蘊蓄]『隗より始めよ』の出典は、『戦国策-燕策』。郭隗が燕の昭王に賢者を用いる方法を聞かれた時、「今王誠欲致士、先従隗始、隗且見事、況賢於隗者乎」と答えたという故事から来ている。直訳すれば、「賢者を招きたいならば、まず自分のようなつまらない者をも優遇せよ、そうすればより優れた人材が次々と集まってくるだろう」という意味。

転じて、「遠大な計画も、まず手近なところから着手せよ」、「物事は、まず言い出した者から、やり始めるべき」の二通りの意味で使われているようだ。

2009年9月18日 (金)

『変革を拒む33の識見』

6ヶ月、半年以上もご無沙汰してしまった。

この間に、世情は混迷を抜け一条の光明が差し、新たな局面に大きくチェンジしようとしている。

Photo_2 Photo_3 Photo_4

「周りが反対して変革が進まない時にチェックするリスト」を掲出する。

ジェームズ・オトゥールの『変革を拒む33の識見』を読むと、誰でも思わずニヤリとするか、ひざを打つのではないかと思う。

1.   ホメオスタシス(恒常性維持):変革は自然な状態ではない。

2.   前例主義:現状は容認され、変革を申し出る側に立証責任がある。

3.   惰性:進路変更のためには相当の力が必要である。

4.   満足:たいていの人間は現状を好む。

5.   機が熟していない:変革のための前提条件がそろっていない。タイミングが悪い。

6.   不安:人は未知のものを恐れる。

7.   自分にとっての利害:他人にとっては良いことかもしれないが、自分たちにとっては都合が悪い。

8.   自信の欠乏:新たな挑戦に耐えられる自信がない。

9.   フューチャー・ショック:変化に圧倒され、うずくまって抵抗する。

10.  無益:変革はすべて表面的であり、見かけ倒しであり、幻想だ。そんなものには関わらない。

11.  知識不足:いかにして変化するのか、どのような状態に変化すればよいのかが分からない。

12.  人間の本性:人間は元来、競争的で、好戦的で、貪欲で、利己的である。変革に必要な利他主義に欠けている。

13.  冷笑的態度:変革促進者の動機を疑う。

14.  つむじ曲がり:変革はよさそうに思えるが、意図していなかった悪い結果が生じることを恐れる。

15.  一人の天才vs大勢の凡人:我々凡人の頭には変革のための知恵など湧いてこない。

16.  エゴ:自分たちの間違いを認めることに強い抵抗がある。

17.  短期思考:すぐに満足できないことはイヤ。

18.  近視眼的思考:変革が結局はより広い視点から見ると自分のためになることが理解できない。

19.  夢遊病:大半の人間は、よく考えもせずに人生を送っている。

20.  スノー・ブラインドネス:集団浅慮、あるいは「長いものに巻かれろ」的思考。

21.  共同幻想:人間は経験から学ぶことなどなく、何事も先入観で見る、という考え方。

22.  極端な判断:自分たちは正しい。自分たちを変えようとするのは間違っている。

23.  例外だという幻想:よそでは変革が成功するかもしれないが、自分たちの所ではそうはいかない、という考え方。

24.  イデオロギー:世界観は人それぞれ、価値観というのは本質的にバラバラだ、という考え方。

25.  制度の固さ:一人ひとりの人間は変えられても、諸集団を変えることはできない。

26.  Natura non facit saltume”という格言:自然に飛躍なし、という意味。

27.  権力者に対する独善的忠誠心:現在の方法を定めた指導者に背いてはならない。

28.  「変革に支持基盤なし」:多数派が変革に入れ込む以上の利害を少数派が現状維持に対して持っている。

29.  決定論:意図的な変革をもたらすことなど誰にもできないと決めつける。

30.  科学者きどり:歴史の教訓は科学的なものであり、そこから新たに学ぶべきことは何もない。

31.  習慣

32.  慣習第一主義:変革促進者の考えを社会に対する非難であると受け止める。

33.  無思慮

 「ヒト」「組織」の変革をリードする気概と情熱を沸々とさせながら、読み返してほしい。

 

2009年3月 2日 (月)

温故知新[Ⅲ]:正々堂々

第三弾は、

Photo『粗にして野だが卑ではない』城山三郎<文芸春秋1988

“エイブル able マン”できる㊚の本懐

正々堂々 fair & square

気概 spirit 覚悟 preparedness

野心(分をこえた望み)ambition 私心 selfishness もない、あるのは素心(偽りなく飾らない)mind 侠気(義侠心)chivalry

リーダーシップ:○○でしかできないことだけをやり、決断をするが、実務はすべて□□以下に任せ(弁解はしない)、責任はとる

Photo_7好んだのは座頭市水戸黄門は「印籠を持ち出して威張る(権威を振りかざす)ので×・・・嫌悪した」Photo_8

2009年2月10日 (火)

温故知新[Ⅱ]:信じれば通ず

 Photo_4お薦め第二弾は、

『気がつけば騎手の女房』吉永みち子<草思社1984

 “登場人馬の生き様”

 言の葉で綴られる心象風景が、鮮烈に蘇る

 “いつくしむ(慈愛)”ことの大切さ

 “共体験”故の感銘・説得力

 VSOP(ベリー・スペシャル・ワン・パターン)と、揶揄されても揺るがない

 =硬骨漢(≠不器用)

 洞察とは、達観した境地:「自然流」「空」「無」

 “信じれば通ず”~~~ ジンクスも払拭できる

 ゼンマツ、コダマ、シービークイン、モンテプリンス

 Photo_2 ・・・☆ミスターシービー

 奇跡の血族gifted DNA偶然が必然、そして天命に!

 皆の“思い”を巻き込んで、紡がれていく!!

Photo_6 

2009年1月20日 (火)

温故知新[Ⅰ]:ロマン・郷愁・エスプリ

Photo百年に一度の災禍に見廻れ、世の中騒然としている。

こんな時こそ温故知新・・・

蔵書から選りすぐった“綺羅星”のような書で、じっくり郷愁に耽って・充電しよう!

お薦め第一弾は、『雨の日には車をみがいて』五木寛之<角川書店1988

Ⅰ「たそがれ色のシムカ」1000<シムカ1000

Ⅱ「アルファ・ロメオの月」Photo_2<アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スパイダー>

Ⅲ「アマゾンにもう一度」122s<ボルボ122S

Ⅳ「バイエルンからきた貴婦人」Bmw2000csBMW2000CS

Ⅴ「翼よ!あれがパリの灯だ」2cv<シトローエン2CV

Ⅵ「ビッグ・キャットはしなやかに」Xj6<ジャグヮーXJ6

Ⅶ「怪物グロッサーの孫娘」300sel63<メルツェデス・ベンツ300SEL6.3

Ⅷ「時をパスするもの」911s<ポルシェ911S

Ⅸ「白樺のエンブレム」96s<サーブ86S

エピローグ風のあとがき

My impression

この小説を読んで、車に対しても、男性心理に対しても、いかに自分が無知であるかを思い知らされた。  瑶子

運転席と助手席の数10センチのキョリに揺れるドラマ。雨に日にやってきたボクの小さなトライアンフTR3にも今、少し大きなドラマを信じたくなった。わたせせいぞう

晴れた日には永遠が見えるが、<雨の日>にはロマンが見える。村上 

BGMはシャネルズの「街角トワイライト」。今、最もポップなスタンダード小説。森田芳光

雨の日だからこそ新しいハイヒールをはく、この物語のそういう世界に私は強く憧れる。山田詠美

ダンディに生きることが極度に困難な時代を生き抜く、英雄的なダンディズム。中沢新一

いか読み終えて、人は、人を愛するように物を愛しているんだな、と思った。吉本ばなな

2008年12月17日 (水)

合成の誤謬:典型的な中・長期計画書

Photo

アメリカ発の金融危機が世界的なリセッションを惹き起こし、百年に一度の災禍が渦巻いている。

数多の企業でいま、未曾有の難局に立ち向かい将来を切り拓くため、中・長期プラン策定を急いでいる。

ローリングプランと呼ばれるような延長線では描けない不連続の情勢にもかかわらず、事業プランの骨格・体裁は根本的な問題を孕んだまま、依然変わらない。

Obama_clintonいわゆる『合成の誤謬』fallacy of composition ――― 複数のものを一つにする際、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロの世界では、意図しない結果が生じる ――― が横たわっている。

よいことだからと、皆で一斉にやっていても、結果は必ずしもよいことにはならない。

「plan.ppt」をダウンロード

一見整合しているように見える・・・ので、気づいていないのだろう!

u  総花主義:やった方がよいから、列挙しておこう?

u  序列:優先順位/配分づけは?

u  矛盾:部門・アイテム間の二律背反は?

・・・といった問題・相克が山積している。

その実 これまで同様、「分業・専業化」で「我関せず(独り善がり)・縮み思考」が染み着いた「部分最適・縮小均衡」の呪縛が解けていない。

「全体最適」の視点から「果断な戦略思考」を廻らし「統合・同期化」を貫かねばならないとは分かっていても・・・できていないのだ。

克服・解決するには、ビジネスを取り巻く事象を俯瞰・構造的に捉え、科学=再現性(分類・予測可能性)をもって『見える化を図る』しかない。

²  市場:「ビジネスの理解<広がり・深さ・進化度合>」

²  自社:「事業の傾向・進展<予測・確度>」

²  顧客・競合:「最終需要家起点<発注フェーズを視点に>」

が焦点。

1.   市場の捉え方

2.   顧客の理解

3.   シェア管理

4.   深耕、開拓・開発

5.   (関与)業界

6.   自社の立ち位置

7.   ビジネスモデル

の要件定義を抜本的に見直し、再設計することにある。

あなたの会社の運営は・・・・・・・???

2008年11月10日 (月)

組織の特質:反省できない

2008.11.03日本経済新聞・社説に、三自衛隊には四文字熟語を重ねてそれぞれの体質を冷やかす表現 ――― 陸は「用意周到・優柔不断」海は「伝統墨守・唯我独尊」空は「勇猛果敢・支離滅裂」とあった。

指揮系統の違う・異なるに由来する過ち・・・人間の性なのか、日本人の業なのか・・・「学習する組織」には程遠い ――― 構成する個人でさえも、目を背け・耳を傾けようとしない“変われ(ら)ない”偏執(狂)的な特質(集団・連帯意識)が透けて見える。

Photo検めて質す!!

今や多くの経営者の“座右の書”になっているベストセラー『失敗の本質』の教訓は何処に???

そもそも当時防衛大学校長・猪木正道氏、自民党青嵐会有志の発案で、第二次世界大戦の総括を「組織」「行動科学」「意思決定論」‥の視点で解き明かそう・・・が端緒だった。

なぜ敗けたのかという問題意識を共有しながら、敗戦を運命づけた失敗の原因究明は他の研究に譲り、敗北を決定づけた各作戦での失敗、すなわち『戦い方』の失敗を扱おうとするものだ。

以下に、名著を改めて紹介しておく。

本書は、大東亜戦争における日本軍の失敗を、戦略・組織という視点から分析したもの。

日本軍と米軍の組織的な特性の差は、そのまま戦争の勝敗となって現れた。日本軍は緒戦こそ勝利したものの、その後は連敗続きで、戦況や環境の変化に対応することができなかった。

この日本軍の特性と、その行動様式、つまり、日本軍の欠陥は、戦後、そのまま日本の組織に継承されている。事実、ここで述べられている日本軍の欠陥は、現代組織の中でも簡単に見つけることができる。

従って、日本軍の欠陥、敗戦の原因を知ることは、現在の企業組織の運営に大きなヒントを与えてくれる。

<戦略上の失敗>

1.   曖昧な戦略目的

2.   短期決戦の戦略志向

3.   ムードの支配

4.   狭い戦略オプション

<組織上の失敗>

1.   人間ネットワーク偏重の組織

2.   学習を軽視した組織

項 目

日 本 軍

米   軍

戦 略

目 的

不明確

明 確

戦略志向

短期決戦

長期決戦

戦略策定

帰納的

グランドデザイン

オプション

狭 い

広 い

技術体系

一点豪華主義

標準化

組織

構 造

集団主義

構造主義

統 合

人間関係

システムによる

学 習

非自己革新

自己革新

評 価

動 機

結 果

2008年10月20日 (月)

英語綴りの摩訶不思議

Earth」と「Heart

こう並べて眼を凝らすと、

オゥーッ・・・!と、想(思)う様な

――― 符号が・・・見つかりませんか?

Photo_8

Photo_9☆       Photo_10

 「地球」と「心」・・・命の源、生命力、核心を表(現)す??

Photo・・・・・・・そうなんですよネ!!

「E」「A」「R」「T」

   ⇒

「E」「A」「R」「T」

直近で一番元気になる話題:日本の科学者がノーベル賞物理&化学賞を授与された。

Photo_11宇宙の謎を解くカギが“素粒子”に宿り、

Photo_12生命の仕組みを明かす道具が“クラゲ”に眠る。

私は習性として、論理的でスマートな英語に置き直して、

理解を深めるのだが、

この綴りの合致を・・・皆さんどう解釈・説明しますか??

教えてください!!!

☆★☆★☆★☆

「H」=“Harmony”???!!!

EARTEARTEARTEARTEARTEARTEART・・・・・・・

2008年10月 1日 (水)

実践の哲学:「現場主義」

Photo_5――― 『失敗学』の畑村洋太郎氏

「三現主義」

間接情報でものを言ったり、考えてはいけない。他人の考えをかすめ取り、それをあたかも自分の考えのように話す人がいる。現場を見ずに時代を語る人が話すことや書いたものはすぐにメッキがはがれる。経営者を含めてリーダー層にそういう思考の人物が増えているような気がする。

私は三現主義をモットーにしている。三現とは現場現物現人のことだ。現場に行けばすべての事象が起きた背景を探ることができる現物にさわれば図面や写真で見たのと違う事の本質がわかる当事者に直接会って話を聞けばその人が何を考えているのか理解できる。そういうことを繰り返しやっていけば、本当の事が見えてくる。

・・・・・・・

プロシアの鉄血宰相ビスマルクの有名な言葉「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ(凡人は失敗を自らの体験から学ぶが、吾輩はそれを歴史から学ぶ)」と言う通り、史料、二次情報を読み込み、テーマ・コンテクストを抽出、自身で一次情報に当たることなくして、「現場」「実務」「実業」=ビジネスは語れない。

記号・絵面・字面だけでは見えない迫真力・オーラは伝わらない。

『率先垂範』とはそういうものだ!

Photo_6 [一言蘊蓄]山本五十六元帥『やって見せ、言って聞かせて、させて見て、褒めてやらねば、人は動かじ』はあまりに有名。他にも、『話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず』『やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず』『苦しいこともあるだろう、言い度いこともあるだろう、不満なこともあるだろう、腹の立つこともあるだろう、泣き度いこともあるだろう、これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である』『いまどきの若い者はと、はばかるべきことは申すまじく候』‥がある。

Photo_7

2008年9月 8日 (月)

「科学」とは? ―― 知の構造化!

「知」それ自体は科学的なもの。すぐに市場価値を生むものではない。

しかし、科学や技術が仮説を実証し、これが新しい価値観や産業を生めば、経済の成長につながる。新しい知があらたな仮説を生み、試されて、また次へと進んでいく。

これが多彩な分野で繰り返されてきた。

この百年間の人間活動の俯瞰的な姿。

現代社会はこうして形成された。

Alchemy_2人工物が作られるようになってから・・・自然物の精製から、錬金術をへて人工化合物生成の時代へ、やがてこれが新素材を生み、新産業を生み、生活の変化につながる。

アスピリンの効用は医学の父と言われる古代ギリシアのヒポクラテスの時代から知られていたが、分子構造が確定して合成が可能になり、生産ラインに乗って産業に発展したのはほんの百年ほど前のこと。

新しい知識をどのように体系化し、古い体系とどう対決するのか。2007年は、種を系統的に分析した「分類学の父」カール・フォン・リンネの誕生三百年でした。生物学者だった彼のアイデアは、「知の構造化」という劇的な進歩をもたらし、「分類」する彼の精神は、いまの遺伝子解析にも流れ込んでいる。

「知の構造化」の背後にいるのは人間。構造化した知をどう解釈し、どう利用するかといった観点は、知識ではなく、知識の背後に潜む本質を見極めようとする「知恵」「直観」、あるいは「見る目」「感性」から引き出される。

記述されたノウハウをなぞるだけのマニュアル的な態度では、この問いに答えを出すことはできない。

出典:『イノベーション思考法』黒川 清著<PHP新書2008

Photo_2科学を一言で表せば、「再現性(=分類×予測可能性)」に尽きる。

種々様々な階層・領域:トップ・ミドル・ロウアー、会派・派閥、職能・・・職域、業種・・・業界、・・・を超(越)えて、実験(仮説→検証)を積み重ね、法則性を可視化する!

それには、異種交配こそがイノベーションを引き起こす」を肝に銘じよう!!

[一言蘊蓄] 生物の種を特徴によって類別・整理し、さらに上位や下位グループに階層化することを「分類」という。下位が上位階級に含まれる概念を模式化した階層構造は、スウェーデンのリンネが始めたので、リンネ式階層分類と呼ばれる。この階層の基本は種である。最下層の種から最上位の界まで基本的には7階級:[][][][][][][]で考えられる。

2008年8月18日 (月)

「大数の法則」・・・?!!

サンプリング調査や将来の発生確率を過去データから推定することに広く使われるようになった確率論・統計学の極限定理に「大数の法則:経験的確率と理論的確率は一致する」がある。

十分な標本数の集団を調べれば、その集団内での傾向は、その標本が属する母集団の傾向と同じになるというもの。

Photo実際の応用場面では、基本認識を忘れ、大きな誤解を生んでいるようだ。

そもそも「サイの目」で例示されるように、前提・条件・状況が不変であればの定理なのに、拡大解釈してしまっている。

長い間 多数が犇めく競争環境の下にあると、自社は勿論、競合他社も打ち手は大して変わらない。現に各社シェアを比べても変動は少ない。だから、このまま続けていれば良い!

Photo_2・・・いわゆる慣性モードに支配されてしまう現実が横たわる。

巨視的・微視的に合わせ見る(的確に捉える)には、構造・要素・関係が明らかでなければ像を結ばない。

全体(or 平均値)の傾向を覗っているだけではダメで、何かと対比し、同時に個々の対象についても詳細に調べてみないと、見えてこない・分からない!!

大きな岐路・選択を迫られる局面でも、「ゼロベースで戦略を組み直せ!」の掛け声だけ・・・

調査を蔑に、試行もせずに・・・「大山鳴動して鼠一匹」・・・どうせ理論通りになるのだから・・・と斜に構えてしまう。

いたたまれず(組織の生命維持装置)組織改編と人事異動「手段の目的化」を繰り返す。「事なかれ主義」の風土を根こそぎ取り払わないと、なんら解決にならない。

Photo_3孫子の兵法で「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」はよく知られているが、極意は「戦わずして勝つこと」にある。

無駄な戦費・戦力の浪費・損失を避ける決断を下すには、「戦況・戦力・戦術の情報戦」において入念な調査・諜報活動を怠らないことである。

歴史は繰り返すというが、新たな動きはすでにある。

いま エクセレント・カンパニー、勝ち組企業に共通して挙げられるのは、「マーケティング部の位置づけ・機能・指揮権の重み」「CMOの存在」だ。

もう一度、内に閉じられたそれではなく、内外に開かれたマーケティングの在り方を問い直そう!!!

2008年7月28日 (月)

「調査」「Survey/Research」

かつて(バブル期に突入する迄)は、確か『調査』と言えば、“サーベイ”と“リサーチ”を使い分けていたように記憶している。だが、昨今はリサーチばやりで、サーベイを耳にすることは日増しに減っている。

用語を紐解きながら、見過ごされてしまった意味・意義を探ってみよう。

そもそも、調査は「企(計)画する際の起(始)点」となるもの。

調査(明らかにするために調べ)」研究(深く考え真理を究め)」開発(新規を考案・実用化)」と連なる基本動作である。

英語に置き換えてみると、Sur-vey:概観(検分・探査)、測量・測定、鑑定 ⇒ Re-search研究(調査)→Investigationinto>→Study ⇒ De-vel-op-ment:開発(発育・進展)となる。

明確な定義がない通用語なので、あくまでも経験知となるが、あえて両者の相違を示せば、「順を成す・視点の違い・精度の深さにある」と考えられる。

Photo「マーケット・サーベイ」は所謂「企業(活動)の実情・実態調査」the realitiesthe actual conditions[circumstances]investigate the actual situation of ―― のこと。

事業主体が個々の対象:競合、顧客、流通、(合わせ鏡で自社をも)を丹念に精査することによって、市場状態・関与者活動とその商品・関係する研究開発状況などの情報(諜報レベルまで)を収集(蒐集)し、それを基に意思決定する。

 Photo_2一方、「マーケティング(稀にマーケット)・リサーチ」a trenda trendencyは、「市場を構成する諸現象の現場・最前線での動向調査」のこと。

 顧客及び関与者を知り、顧客ニーズに適合した商品・サービスを提供するために必要な条件を洗い出すことに主眼がある。顧客から企業への情報の流れをつくる極めて重要な活動と位置付けられる。

対照させてみると浮かび上がるのは、サーベイが6O:標的ターゲット」を、リサーチは4P:施策ミックス」を扱っていることだ。

また、双方とも多くの場合、思い込み・主観を排除するために外部の専門機関を活用することになる。

Photo_3昨今の社会情勢は、大競争最中で産業崩壊・淘汰、M&A合従連衡、新たな参入者が続出している。確かに、資金と労力の掛かるサーベイを実施することはそのスピードに馴染まないかもしれないが、自社の牙城を浮き彫りにするためにも、関与者をつぶさに精査して教訓を学ばなければ立ち行かないのは明らかだ。

「危機に瀕した者は藁をも掴む」というが、今そこに危機は迫っている・・・

(外部・専門機関に)丸投げにしないで、自らがマネージ・・・常に点検「定点・動向観測」を怠ってはならない!

2008年6月23日 (月)

「技術」「Technology」

Photo日本人にとって、「技術」という言葉から浮かんでくるイメージは、「わざ」や「すべ」で表されるように、人間の努力と経験の積み重ねから生み出される成果や価値である。

Technologyこれに対し、英語のTechnologyは語尾がgyであることからもわかるように、学問的な体系づけや理論的な構築の概念を含む言葉である。そして「Science(科学)」と「Engineering(工学)」と「Business(事業)」にまたがる理論的な概念が、Technologyなのである。

Technologyの基礎理論を確立するためにはScienceが必要であり、Technology Businessに応用するにはEngineeringが必要になるという関係である。見落とされがちであるが、米国企業や米国人の持つTechnologyの概念には、その一部にBusinessの概念が含まれているのである。

企業のRDResearchDevelopment)活動は、一般的に「基礎研究(Research)」「応用開発(Development)」によって構成されるが、Technologyで言えばScience基礎研究(Researchであり、Engineering応用開発(Developmentなのである。そしてこれに事業開発(Business Developmentが加わる。

日本企業や日本人は、技術を社会的価値とみなす傾向が強いのに対し、米国企業や米国人はTechnologyを、利益を創造するための手段、あるいは利益を生むための知的資本としてとらえる傾向が強い。

すなわち、英語のTechnologyという言葉は、日本語の技術という言葉に比べて、技術の知的資本としての価値を重視していると考えられる。

『技術経営の挑戦』寺本義也・山本尚利著<ちくま新書2004

2008年6月16日 (月)

「わかる」って?

仕事柄、ヒトと対話していて、(どれくらい・どこまで)わかっているのだろうか・・・と(相手・自身に)問いかけつつ、向き合っている。

そもそも「わかる」とは・・・?

Photo_4「分かる」と書き、その基礎は「区別」、違いがわかる「弁別能力」の有無にある。常用外で、判る(判別)/解る(理解)と使い分けることもある。

Photo対象を区別・同定(照らし合わせ)するという働きがその核心。スッキリ分類できると、もしくはウマク説明できればわかったと感じる。

ただし、“見(せ)かけ”は<一見>事実のように見えるものの、<一部・一面>であって、<全部・全体>ではない。見かけを作り出しているカラクリ(理屈:構造と要素)を理解(分類・解析)しないと、本当にわかったことにはならない!

「見当をつける」には、扱っている問題を一度手元から離して、遠い距離から眺め、他の問題との関わりがどうなっているのかという大枠を知る=「全体を掴む」ことが必要だ。

部分的な、狭い知識だけでは全体がどうなっているのかは判断できない。大きな立場から見ると、それまで見えていなかったことが見え、わからないこともわかるようになる。

「認識のメカニズム」は「自身の経験(心象・知識・記憶)」に依拠するもの。未知のことに向き合った時には、先達が打ち立てておいてくれた原理・原則を参照し、それに則って現象を操作・整理する。

記憶の引き出しの在処を知らなければ無為無策となる故、門外漢であっても真摯に耳を傾け、異なる・違うと専門(異端)視せず、貪欲に学び、知見・経験を積むしか立ち向かう術はない(異種交配が新たな視点を生む)!!

2008年6月 9日 (月)

コンセプト

日用的に使われているコンセプト concept

一事が万事とは言わないまでも、カタカナ言葉が独り歩きする象徴だ。

心地よいフレーズの様で、聞き流してしまう程 ――― あまりに軽く、看過できない。

単なる符牒・記号、確固たる裏付けもなく・・・、雰囲気で(賢く勉強しているように響くから)・・・

分かっているか否かを濁す(白と黒ではなくグレー)・・・ことも、交渉術には有効なれど、真摯な議論にはもう一歩踏み込むことが肝要!

英語では、考え・概念「思考の枠組み」――― 既成概念にとらわれず、新しい視点から捉え、新しい意味付けを与える ――― 背景もしくは関係づけられる「ターゲット・便益・理由」を定義(考えるルールを決める)されねばならない・・・と使う。

Photo代表例が『コンセプト・カー』、アピールしたい基本理念:こだわり・主張、想い・意図、特徴・差別優位・独自性・・・“試作=プロトタイプ”としてイメージを形にまで昇華したものダ!!

そこからは、直観的に「全体を貫く基本的な概念」を読み取れねばならない!!!

2008年6月 2日 (月)

統合アプローチ

見えるものから、できることから・・・いかにも石橋を叩いて渡るが如き“地道”な歩み。

慎重とはよく言ったもので、先の読めない不確実性の時代だからこそ、現状を真摯に分析・評価、コアコンピタンスを識別した上で、目標を定めて精励奮闘しなければ立ち行かない。

仕事も人生も同じだ。

視野を広く構え、視座を定めて、視界を見通せる能力を培いたい。

Photo_10ところが、巷に溢れるのは近視眼、総論賛成各論反対の体たらく・・・本当にこんな取り組みで先はあるのだろうか?

Photo_9ある視点・一面での掘り下げ・組立て、部分や断片では・・・ダメだ!

多面体(立体)で合わせ見ないと象を結ばない程、複雑(怪奇)な関係性を内在している。

俯瞰した、構造的な理解ができていないと、どうしても思いつき・決め打ち、散発になる。

戦闘、戦術を戦略にセットして、環境適応に即した選択シナリオを準備して臨もう!!

そもそも、戦略計画の立案には、日常、情報「戦況」が組織内で体系的に収集・分析・評価されるシステムが整備されていることが前提となるのだから。

2008年5月26日 (月)

ヒトデはクモよりなぜ強い

組織論は、その「組織形態」と要請される「リーダーシップの在り方」によって時代を経て変遷してきた。

複雑さ・不確実性を増す今日、「リーダーなき組織」が台頭する・・・のか??

「伸びる企業には強力な求心力と新たな道を切り開くパワーを兼ね備えたリーダーが不可欠だ」を覆すアンチテーゼとして如何だろう。

こう問われると、「『中央集権型組織』は多様化する市場で困難に直面する体質を孕んでいるから、ありかも・・・」と答える方が多い。前線・現場との乖離・温度差が情報を偏在化させ、フィードバック・スピードを遅らせると考えるからだ。

Photo_7危機のステージにもよる(最終決断を迫られる場面は例外)が、生命体・生命力(日常)を下敷きに考えてみると、クモとヒトデのメタファは示唆に富んでいる。

Photo_8クモとヒトデは似ているが、クモは我々人間と同じく頭を切り落とせば死んでしまう。しかし、ヒトデには頭や心臓といった明確な部位がなく、ある種のヒトデは一部を切り落とすとそれが新たな個体へと再生する。

これこそが『分権型組織』の特徴である。

例えば、トヨタは「本社はクモ型だが工場ではヒトデ型が機能している」・・・

Fedex_habFedex他にも、システム:メインフレームを頂点とする「中央統制方式」 ⇒ パソコンのネットワークによる「分散管制方式」へ・・・。宅配便のフェデックスとヤマト運輸のビジネスモデル・・・が思い浮かぶ。

2008年5月19日 (月)

詫び茶

――― 千利休・ブランディングの起源

Photo極端に狭い(2畳敷き程)空間に、亭主と数名の客人が寄り合って催される「一期一会(いちごいちえ)」の茶会。

Photo_2この非日常は、黒く端正な茶器(赤:雑なる心  黒:古き心)、素朴な日用品(竹細工など)による道具立てから成る。

このような二律背反し、矛盾しているかにみえる“対極にある”演出こそが、千利休が到達した「侘び茶」の真髄を物語っている。

Photo_3松尾芭蕉『笈(おい)の小文』には、「西行の和歌・・・宗祇の連歌・・・雪舟の絵・・・千利休の茶・・・、その貫道するものは一(いつ)なり」と記されている。Photo_4

「対極にあるものを封じ込めて結晶(調和・融合)させる」哲学が息づいている!!

Photo_5Photo_6

2008年5月 2日 (金)

砂漠の商人

Photo_6瀕死の父親が3人の息子に遺言を残し、この世を去った。

「わしの財産は17頭のラクダ。歳の順に、ラクダの半分、3分の19分の1を譲る」

彼らは思案した???が、言い争いになるばかり。割り切れないからだ。

ある日、通りかかった賢者が提案した。

Photo_7「私が1頭お貸ししましょう!」

するとラクダは18頭になり、長男が9頭、次男が6頭、三男が2頭にキレイに分配できた。そして賢者のラクダが1頭だけ残り、すべて丸く収まった。

枠にとらわれない発想をすれば、問題を解決できる場合がある。17頭しかいないという事実に縛られているうちは財産を分けることはできない。

見た目や固定観念に執拗にこだわらないことが大切だ。

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