「科学」とは? ―― 知の構造化!
「知」それ自体は科学的なもの。すぐに市場価値を生むものではない。
しかし、科学や技術が仮説を実証し、これが新しい価値観や産業を生めば、経済の成長につながる。新しい知があらたな仮説を生み、試されて、また次へと進んでいく。
これが多彩な分野で繰り返されてきた。
この百年間の人間活動の俯瞰的な姿。
現代社会はこうして形成された。
人工物が作られるようになってから・・・自然物の精製から、錬金術をへて人工化合物生成の時代へ、やがてこれが新素材を生み、新産業を生み、生活の変化につながる。
アスピリンの効用は医学の父と言われる古代ギリシアのヒポクラテスの時代から知られていたが、分子構造が確定して合成が可能になり、生産ラインに乗って産業に発展したのはほんの百年ほど前のこと。
新しい知識をどのように体系化し、古い体系とどう対決するのか。2007年は、種を系統的に分析した「分類学の父」カール・フォン・リンネの誕生三百年でした。生物学者だった彼のアイデアは、「知の構造化」という劇的な進歩をもたらし、「分類」する彼の精神は、いまの遺伝子解析にも流れ込んでいる。
「知の構造化」の背後にいるのは人間。構造化した知をどう解釈し、どう利用するかといった観点は、知識ではなく、知識の背後に潜む本質を見極めようとする「知恵」や「直観」、あるいは「見る目」や「感性」から引き出される。
記述されたノウハウをなぞるだけのマニュアル的な態度では、この問いに答えを出すことはできない。
出典:『イノベーション思考法』黒川 清著<PHP新書2008>
科学を一言で表せば、「再現性(=分類×予測可能性)」に尽きる。
種々様々な階層・領域:トップ・ミドル・ロウアー、会派・派閥、職能・・・職域、業種・・・業界、・・・を超(越)えて、実験(仮説→検証)を積み重ね、法則性を可視化する!
それには、「異種交配こそがイノベーションを引き起こす」を肝に銘じよう!!
[一言蘊蓄] 生物の種を特徴によって類別・整理し、さらに上位や下位グループに階層化することを「分類」という。下位が上位階級に含まれる概念を模式化した階層構造は、スウェーデンのリンネが始めたので、リンネ式階層分類と呼ばれる。この階層の基本は種である。最下層の種から最上位の界まで基本的には7階級:[界][門][綱][目][科][属][種]で考えられる。































コメント